東京理科大学工学部建築学科4年「建築・都市設計」リノベーション・スタジオ展示会
カプセルタワーのメタボリズム(新陳代謝)2018
METABOLISM OF THE CAPSULE TOWER
主催 東京理科大学工学部建築学科
協賛 中銀カプセルタワービル保存・再生プロジェクト
場所 中銀カプセルタワービル (東京都中央区銀座8丁目16-10)
(「中銀カプセルタワービル保存・再生プロジェクト」のご厚意により入場無料)
日時 2018年8月27日(月)〜9月1日(土)
平日(8月27日〜8月31日)は17:00-17:45、18:00-18:45、19:00-19:45
土曜(9月1日)は14:00-14:45、15:00-15:45、16:00-16:45
事前予約制(各回 定員5名 [先着順]、前日20時締切)
予約サイト http://www.dsdsa.net/capsule2018 (下記予約フォームへのリンク)
予約フォーム https://goo.gl/forms/ieN87nLmvqfQdD2D3
趣旨
東京理科大学工学部建築学科4年の設計製図演習「建築・都市設計」では、現代の社会で建築が取り組むべき複数のグランドテーマを設定し、スタジオ形式で課題に取り組んでいます。その一つであるリノベーション・スタジオでは、2018年度の課題として「中銀カプセルタワービル 」(1972年竣工. 黒川紀章設計)のリノベーション案の作成に取り組みました。
中銀カプセルタワービルは、日本の高度成長期に起こった建築運動「メタボリズム」を体現した建築として世界的に有名ですが、老朽化が進み、その行く末が広く注目されています。歴史的価値を考えて「修復して保存すべきだ」と主張することはできますが、現代の不動産評価では「解体して再開発する方が合理的だ」という判断も成り立ち、その合意点を見つけることは容易ではありません。このような問題意識から、今回の課題では、単なる「保存」でも「再開発」でもない第三の道として、カプセルタワービル を「再活用」する方法を模索しました。
「建築は、そのオーナーや建築関係者だけでなく、広く一般の人々に愛されてこそ都市の魅力に貢献できる」という議論のなかから生まれてきた学生たちの構想をご覧いただき、これからの建築と都市について考える一助にしていただければ幸いです。(本展示は、スタジオの有志学生による作品を展示しています)担当 木内俊彦(リノベーション・スタジオ指導)